海の安全 2013 7 15

2013年7月15日の産経ニュース電子版には、このようなニュースがありました。

「丸腰日本船は平和ボケの象徴だ 東海大学教授・山田吉彦氏」

 通常国会の最終日に、
参議院で安倍晋三首相に対する問責決議案の採決が優先された結果、
「海賊多発海域における日本船舶の警備に関する特別措置法案」が廃案になってしまったのは、
海賊対策の観点から極めて遺憾だった。
 現在、日本の民間船は、銃刀法により船内での武器携行は許されておらず、
凶悪な海賊が多発する海域を航行する船舶も、自らの手で安全を守ることすらできない。
 そこで、海運業界は、船員と積み荷を含む船舶の安全を守るのは、
一義的には保有する企業の責任であることを認識し、
海賊に襲われる危険がある船舶を対象に、
小銃を所持した警備員の乗船を認める法の制定を求めたのである。
 米国をはじめパナマ、シンガポール、ドイツなど主要海運国のほとんどは、
民間の武装警備員の乗船を認めている。
 制度化されていないのは日本とギリシャぐらいであり、
ギリシャもすでに法整備を進めている。
 海賊やテロリストからすると、
日本籍船が掲げる「日の丸」は武装警備員が乗っていない証しであり、最も襲いやすい船となる。
法案未成立は「平和ボケ」の象徴というほかない。
(引用、以上)
 これは、政治家たちの「平和ボケ」もあるでしょうが、
その前に、政治家たちの「保身」や「政争」もあるでしょう。
 日本の政治家たちが、「国民の安全」よりも、
自分たちの「安全」を優先させた結果でしょう。
 これでは、「政治不信」が加速する上に、
投票率も低下するでしょう。
 国会を見て、いつも思うのは、
政治家たちが「政争」や「保身」に夢中になっている姿です。
 「政争あって、政策なし」
国民は知らないでしょうが、
「政争(政局)は得意だが、政策は苦手」という議員が、山ほどいるのです。
有権者は、このような議員を多数当選させてきたのです。







































































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